「ブリトップ用のルアーはどれを選んだらいいかわからない…」
「ウッドとプラスチックどっちがいいの？」
ブリトップを始めたばかりの方はそのように迷う方が多いと思います。
この記事では、ルアーの種類を詳しく解説していきます。
また、動かし方も紹介しているので最後まで読んで参考に参考にしてみてください。
ルアーの種類
ブリを狙うルアーはどんなもの?
ブリトップで使うルアーは、大きく「プラスチック製」と「ウッド製」、さらに「トップウォーター」と「シンキング」に分かれます。
どれも一見似ていますが、素材や沈み方の違いで動きや得意な状況がガラッと変わります。
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、特徴を知っておくと「今日はどれを投げようかな？」と選ぶ楽しさが増えてきます。
迷った時の判断材料にもなるので、まずは4種類の基本から見ていきましょう。
トップウォーター(プラスチック)
プラスチック製のトップウォーターは、とにかく扱いやすくて、初めてのブリトップをやる人でも動かしやすいのが魅力です。
ナチュラルなスプラッシュと控えめなアピールで、魚に警戒されにくいのも嬉しいポイント。
ベタ凪の日はもちろん、少し風が吹いて水面がざわついている時でも、しっかり動いてくれるので安心して投げられます。
個体差も少なく「今日はなんか泳ぎがおかしいな…」といった心配がほとんどないので、安定した動きを期待できます。
価格も手頃で手を出しやすいので、まず最初の一本として持っておくと幅広い状況に対応できて便利です。
トップウォーター(ウッド)
ウッド製トップウォーターは、なんといっても“浮力の強さ”が特徴です。
ダイビングしたときにしっかり水を押してくれるので、アピール力はかなり強め。
遠くのブリにも気づいてもらいやすく、「ここぞ」というタイミングで頼りになるルアーです。
一方、ウッド特有の軽さもあって、風が強い日や波立った状況では操作しにくいことも。
動かし方が少し雑になると本来のアクションが出にくいことがあります。
扱いには慣れが必要ですが、ハマったときの“ドンッ”という出方は格別。
ナチュラルに見せつつ強めに誘いたいときにおすすめのルアーです。
シンキングタイプ
シンキングタイプは、その名のとおり水に沈むルアーで、トップに出きらないブリを狙えるのが最大の強みです。
水面直下〜中層をゆっくり引けるので、魚が浮ききっていない朝イチや、ベイトが沈み気味の状況で特に効果を発揮します。
風が強い日や波がある時でも、トップ系より操作が安定しやすいのも嬉しいポイント。
「今日はトップに出ないな…」という時の切り札として1本持っておくと、釣りの幅が一気に広がるタイプのルアーです。
ただし、トップウォーターに比べて、タックルがライトになる傾向なので大物がかかった時は注意が必要。
ブリトップのルアー種類まとめ表
| 種類 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| トップウォーター（プラスチック） | 扱いやすく動きが安定。ナチュラルなアピールでプレッシャーが高くても使いやすい。少しの風波なら問題なく動く。 | アピール力は控えめで、荒れた状況では存在感が薄くなることがある。 |
| トップウォーター（ウッド） | 強い浮力で水押しが強く、高いアピール力がある。魚のスイッチを入れやすい。 | 軽さゆえ風・波の影響を受けやすい。個体差がある。操作には慣れが必要。 |
| シンキングタイプ | 沈むことで水面直下〜中層を狙える。トップに出ない魚を拾える。風・波でも操作が安定。 | 根掛かりのリスクあり。トップより軽いタックルで大物が掛かった際は注意。 |
プラスチックとウッドの違い｜メリット•デメリット
プラスチックとウッドの違いを一言でまとめるなら、「扱いやすさのプラ」「力強さのウッド」 です。
プラスチック製は個体差が少なく、誰が使っても安定したアクションを出てくれるのが魅力。
コスパも良くて耐久性もあり、「まず１本選ぶならコレ」という安心感があります。
今では自然な動きでアピールしてくれるルアーも多いです。
一方ウッド製は浮力が強く、水を押す力も段違い。
しっかり魚に気づかせたい時や、スイッチを入れたい場面で頼れる存在です。
ただし個体差があったり、風が強いと操作しにくかったりと慣れが必要。
また、プラスチックに比べて値段が高いのがウッドの特徴。
高いもは倍以上の値段になるものもあります。
どちらも得意分野が違うので、状況に合わせて使い分けることで釣果アップにつながります。
プラスチックとウッドの違いまとめ表
| 項目 | プラスチック | ウッド |
|---|---|---|
| 特徴を一言で | 扱いやすさ | 力強さ |
| 動きの安定性 | 個体差が少なく安定 | 個体差が出やすい |
| アクションの質 | ナチュラルで自然な動き | 浮力が強く水押しが強い |
| アピール力 | 控えめ〜自然 | 強めで存在感がある |
| 扱いやすさ | 操作しやすく初心者向け | 慣れが必要 |
| 価格・耐久性 | コスパ良く耐久性も高い | 価格が高く、プラの倍以上することも多い |
| 向いている状況 | どんな日でも万能 | 魚に強くアピールしたい時 |
| 初心者向きか | ◎ 非常に向いている | △ やや上級者向け |
おすすめのルアー
初心者におすすめなのは『タックルハウス(TackleHouse)』の「ブリット」や『シマノ』の「別注平政」や「ヘッドディップ」などがおすすめ。
特に「ヘッドディップ」は、重心移動ウェイトを搭載しているのでロングキャストが可能。
また、安定な泳ぎで初心者にも簡単に扱えます。
「ウッドタイプ」では『CB ONE』の「RODEO」や「ZORRO」、『カーペンター』の「ブルーフィッシュ」や「ガンマ」などがおすすめ。
「ウッドタイプ」は操作が難しく、慣れが必要です。
しかし、プラスチックに比べてアピール力がとても高いので、ハマった時の爆発力はウッドならでは。
一本持っておく価値は十分あります。
動かし方の基本
基本の動かし方をマスターしよう！
動かし方は難しそうに見えるが、コツは「強さ」と「間」のバランスだけです。
ずっと動かし続けるより、少し止めたり動きを変えたりすることで魚のスイッチが入りやすくなります。
「誘い出し」「放置」「早蒔き」「ただ巻き」の4つを覚えておけば、どんな状況でも対応可能です。
誘い出し
「誘い出し」はキャスティングをする上で最も基本となるアクションです。
ブリを”水面まで呼び寄せる”ための誘い方です。
ロッドを煽り、スプラッシュと出しルアーを泳がし存在をアピールすることが基本。
その後数秒の”間”をおくのがポイントで、このとめの時間に魚が食ってくることが多いです。
放置
ナブラが出た時に有効。
ナブラの中にルアーがある時にそのまま漂わせておく、とてもシンプルなアクションです。
動かさないことで弱っている魚と勘違いして食いついてきます。
食いが渋い時や反応が薄い時は、あえて”何もしない”という選択が効くことがあります。
水面早まき
逃げ惑うベイトをそのまま表現するアクションです。
リールを早く巻き、水面を巻くことでブリにスイッチを入れることができます。
また、水面を早蒔き後にストップを一瞬入れることで食わせの”間”を入れ食わせることもできます。
ただ巻き
シンキングペンシルで有効のアクションで一番シンプルでありながら、実はとても奥が深い誘い方です。
一定の速度で巻くだけで魚に”自然なベイト”として見せることができます。
派手さはありませんが、ナブラや活性が落ちつている状況では特に効きやすい動きです。
初心者の方でもすぐに実践できるので、釣れない時はただ巻きを試してみてください。
ルアーの大きさの選び方
ブリトップで使うルアーは、だいたい18〜25cm前後が基本の目安になります。
大切なのは“ベイトサイズに合わせる”ことで、これがズレるとアピール不足や食いミスにつながりやすくなります。
風が強い日は重め、静かな日は軽めなど、コンディションに合わせて重さを変えるのもコツ。
ナブラ撃ちでは飛距離を優先して大きめを選ぶこともよくあります。
迷った時は中間サイズを選んでおくと、どんな場面でも使いやすく失敗しにくいです。
まとめ
ブリトップで使うルアーは、プラスチックとウッドでそれぞれ得意分野があります。
扱いやすくて安定した動きを求めるならプラスチック、強いアピールで“食わせのスイッチ”を入れたいならウッドが活躍します。
状況によって使い分けることで、釣果は大きく変わってきます。
今回紹介したルアーの特徴を参考に、自分のスタイルや釣り場に合った一本を選んでみてください。
準備さえ整えば、ブリトップゲームはもっと楽しく、もっと奥深いものになります。
