釣行が終わったあと、タックルの手入れをどれくらいしていますか？
「少し濡れているけど、まぁいいか」とそのままにしておくと、次の釣行でトラブルが起きたり、道具の寿命を大きく縮めてしまうこともあります。
この記事では、釣行後のタックルメンテナンス方法を、初心者でも簡単に実践できる手順で紹介します。
竿・リール・ルアーそれぞれの正しいお手入れを覚えて、大切な道具を長く使いましょう。
メンテナンスの基本
なぜ釣行後のメンタナンスが重要なのか
釣りのあと、タックルには「塩分」「砂」「泥」「水分」が残っています。
これらを放置すると、ガイドやベアリングが錆びたり、リール内部が固着する原因になります。
特に海釣りでは、1回の放置が命取り。
釣行後の数分のてまで、リールや竿の寿命を何倍にも伸ばすことができます。
僕は海釣りをした後にメンテナンスをしなかったら、
リールが固着して修理代が高かったのを覚えています。
メンテナンスのタイミングと頻度
釣行後すぐが理想です。
帰宅後、または釣り場で軽く洗うだけでも効果があります。
特に海釣りでは、その日のうちに真水洗浄と乾燥をしておくと、後々のトラブルを防げます。
竿の手入れ方法
洗うときの注意点
釣行後は竿全体を真水で洗いましょう。
特にガイド部分は塩分が残りやすく、サビの原因になります。
ジョイント(継ぎ目)部分も砂や汚れが入りやすいので、水で流した後はティッシュや布で優しく拭きましょう。
乾かすときのポイントと保管方法
洗った後は完全に乾かすことが大切です。
陰干しでしっかり乾かし、水分が残らないようにしましょう。
収納時はケースに入れる前に、乾いたタオルで拭くと安心です。
使用後にやってはいけないNG行動
これらはカビやサビ、接着部の劣化を招く原因になります。
リールの手入れ方法
使用後は必ず真水で洗う
使用後は、強い水流を避けて真水で軽くリール全体を流します。
スプールやハンドル周りの塩分を落としたら、タオルでで水気を拭き取りましょう。
ベールやラインローラー部分は特に汚れやすいので、綿棒で優しく清掃します。
- 温水で洗うと、オイルが流れてしまうので必ず冷水で洗う。
- 水で洗う前に必ずドラグを閉める。￥￥
ドラグやラインローラーのメンテナンス
ドラグノブを軽く緩めて、内部に水が入らないようにします。
ラインローラーはベアリングがあるため、オイルを数滴垂らすだけで回転がスムーズになります。
注油するタイミング
釣りに行く頻度によって変わりますが、毎週日曜日に釣りに行く場合、一ヶ月に一回程度オイルを刺すと良いでしょう。
- リールによっては、オイルを刺してはいけないものもあるのでオイルを刺す前に確認しましょう。
- 4〜5回、釣行後にオイルやグリスを刺すようにしましょう。
ルアーの手入れ方法
フック・スプリットリングのサビ対策
海の釣行後はルアーをまとめて真水で塩分を落とします。
その後、タオルでみずけを拭き取り、フックをチェックしましょう。
少しでもサビていたり、針が鈍っていたら交換しましょう。
乾燥させる注意点
プラスチック系のルアーは、熱に弱いため直射日光での乾燥は避け、風通しの良い日陰で乾かしましょう。
また、熱により変形や色落ちなどの原因にもなるので、高温になるところでの乾燥は避けましょう。
収納前にしておくチェックポイント
- フックが曲がっていないか
- フックが鈍っていないか
- リングが緩んでいないか
- 塗装がはげていないか。
フックが鈍っていると、魚が食ってきた時にしっかりフッキングしません。
また、スプリットリングがサビていると、強い力がかかると破損する恐れもあります。
収納する前に、悪いものは交換して次の釣行に備えましょう。
まとめ
釣行後のタックルメンテナンスは、難しい作業ではありません。
「真水で洗って、乾かして、軽くオイル」ーーこの3ステップを習慣化するだけで、道具は長持ちします。
たった5分の手入れで、時間の釣行トラブルを防ぎ、最高のコンディションで釣りを楽しめます。
あなたのタックルを長く使うために、次回の釣行後からぜひ実践してみてください。
